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COME AND GET IT

ありがとうございました #クロスビーツ #cbREV

月並みなことしか書けませんが、今の自分の気持ちを書き留めておきたくて筆を執りました。

 

CAPCOM音楽ゲームiOS用アプリ「CROSSxBEATS」とACの「crossbeats REV.」が、本日オンラインサービスを終了してしまいました。

(日付変わってしまいましたが)

 

どちらも稼働開始から触ってきたゲームだったのですごく寂しい気持ちです。自分が想定していたよりもずっとずっと寂しくて、こりゃどのみち今日は何も手につかないなと思って仕事をサボり、今日一日はなんかずっと泣きそうになりながら過ごしていました。

 

もっとこうしていれば上手く長く続いていたんじゃないかっていうifはついいろいろ考えてしまうけれど、何かひとつ違ってしまえばそれは僕らが今日まで見てきたクロスビーツとは違ってしまったかもしれないし、この形だからこそ楽しく過ごせたようなこともたくさんあったと思うので、これで良かったんだと思っています。ここまでこのゲームを作り上げてきたNAOKIさん、Saty.さん、その他開発・運営に携わってきた方々に、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

サービス終了の告知から終了するまでに十分に期間をとってもらったこと、考えられるほぼ最高の形でREVをオフライン仕様にしてくれたこと、本当に感謝です。おかげでゲームもユーザーも幸せな形でこの日を迎えられたと思います。

 

 

にもかかわらず、僕自身は上手く折り合いをつけられずに終わってしまった部分があります。終わるにあたってREVのプレーデータを見返してみたら、最終プレーが去年の7月で止まっていたので、すごく申し訳ない気持ちです。iOSのほうは最終イベントまでずっと継続してプレーしていましたが、最後に課金したタイミングはREVと似たようなものだと思います。プレーが滞ってしまった理由についてはごく個人的な理由というかただの気持ちの問題なので説明は差し控えますが、結局運営や他のユーザーから見たら僕は“離れてしまったユーザー”だと思うので、「こんなところで感傷的になったり後悔してるくらいならもっとやってほしかった」と言われたら正直返す言葉もないです。

 

 

話は急に変わりますが、ちょうど先週に祖母が他界し、葬儀に参列したので、人生の終わりについて考えを巡らせていました。

「人の価値は葬式を見ればわかる」というようなことがよく言われますが、喪主の意向もあり、祖母の葬儀には親族だけでなく親交のあった近所の方や一緒に活動していたボランティア仲間の方なども多く参列していただけたので、そういう意味では多くの人に愛されながら幸せに送ってもらえたんだと思います。

祖母は90を超える高齢で半分老衰のような形で亡くなりましたが、ここ数ヶ月はかなり具合が悪く、いつその時が来てもおかしくないような状態が続いていました。そのこともよくご存知のはずの近所の方が、棺の中の祖母の顔を見てたくさん泣いてくださっていたのがとても印象的でした。

いくら別れの時がわかっていようとも、いくら覚悟していようとも、やはり別れは悲しいし寂しいし、名残惜しいものです。その感情を抑え込む必要はなくて、各々が真摯に向き合ってその感情を表して送り出して、時々故人についてみんなで語らって思い出して、心のどこかで忘れずに過ごしていく。そして、今までもらってきた、返し切れなかった恩を次の世代へ送っていく。めっちゃ月並みですが、そういったことが故人に対しての何よりの弔いになるのではないかと思いました。(恩送り、Pay it forward、ってとても素敵な言葉ですよね)

 

こんな話を引き合いに出すのは不謹慎かもしれませんが、ゲームであっても全く同じことではないかと感じました。

ツイッターの「#クロスビーツ」と「#cbREV」のタグを見ていると、今回のサービス終了に際して、たくさんの人がコメントを残したり、素敵な企画をしたりしていました。いや、現在進行形でいます。楽曲提供されたコンポーザーの方も、何人も言及してくれています。最後は祭感があったし、本当にファンに愛されたゲームだったし、幸せな終わりを迎えられたんだと確信しています。突然終了してしまうようなサービスも少なくない中、本当にありがたく感じています。

 

僕自身も、上では「上手く折り合いをつけられずに終わってしまった部分がある」と書きましたが、それでも、最後にはiOSで2000枚以上ストックしていたプレチケを一応全て使い切り、自分なりに精いっぱい見送りできたと思っています。最後の土日はほとんどiPadに張り付いてひたすらやっていて、最後には未フルコンのままで心残りだったCode Paradiso(MAS)をULTフルコンし、好きだった譜面を満足いくまでプレーし、最後のプレチケ5枚で一番好きなLotus Loveをプレーし、残された多くない時間の中でできることはやれたと思います。楽しかったなあ。

 

 

上に書いた弔いという意味でもうちょっと自分の思い出話をすると、僕は元々音ゲーはずっとbeatmaniaIIDXだけやってきた人間で、それまではNAOKIさんのめっちゃファンってわけでもなかったし、実はクロスビーツも事前登録せずそんなに注目していませんでした。でもサービス開始時点でたまたまiPadを持っていたので、周りもちょっと話題にしてるし入れるだけならタダだし、せっかくだから軽く触ってみっか~というくらいのつもりでした。

最初はこんな感じでそこまでハマったってわけではなかったです。

 でも次の日にはもうこうなってましたね……気づいたらどんどんやってました。

最初にWanna Be Your Specialをプレイした時の、これから素敵なことが始まる予感を強く感じさせる音とビジュアルを、今でもよく覚えています。あのイントロほんとすごいですよね。

導入でつまづきやすいゲームとずっと言われていましたが、僕にとっては、最初に魅せられたところは最後までずっと変わらず魅力的なままでした。 

プレイ感だけじゃなくて、楽曲のラインナップとUIのデザインが洗練されていて、新しいことが始まる予感を強く感じさせるものでした(この言い回し2回目ですね)。それはREVが稼働開始する時も、SUNRISEにアップデートされる時も同じで、これらがクロスビーツを支えてきた大きな柱だったことは間違いないと思います。今更僕なんかが言う間でもないことですが。

 

iOSは上に書いたとおり、一応最初から最終イベントまで全部参加して、報酬も全取りできました。RPリストに入ってる曲はどれも一筋縄では行かなくて苦労して捻じ込みましたが、中でも曲の好きなAnomie (Axiom Style)をULTフルコンできた時は、費やした回数もトップクラスだったし本当に嬉しかった。

 

そしてイベントでずっとタッグを組ませてもらったシンクさんには感謝しかないです。実力は全然及ばないけど、元々の付き合いもあってずっと組み続けてもらって、おかげでこのゲームやる前よりかなり交流が深まったと思っています。個人対抗でシンクさんと当たって(笑)談合したのが特に思い出深いです。ありがとうございました。

 シンクさんがいなかったらきっと僕はどこかで報酬取り逃してフェードアウトしていたと思います。最後のほうにタッグ無くなったのはイベント的には気楽だったけど寂しかったですね。

 

REVは結局INNOVATION未達なのがかなり心残りで、正直途中で挫けてしまったんですが、やってた頃は本当に楽しくて、稼働初期に仲間内でこの譜面ヤバい!曲ヤバい!って騒いだりRPを競ったりしたのとか、musicるTVを毎週ツイッターで実況してオイシイNAOKI画像を集めたりしたのとか、REBEL YELLをがんばったりしたのが特に思い出深いです。REBEL YELLはほんと好きなイベントだったなあ。対象曲のレベルちょうどよかったし、Chase the Wave夢のコラボで超良かったししビジュアル的にもこれからの期待感がめちゃめちゃあったし、海色のギターを二度と引けないようにしてやりたくなったし、最終的に二桁順位取れたし。

 

 あとは、元々検証したりするの大好きっ子なので、初期にAtomicAge.netさんに情報提供したり、このブログにも記事書いたのが楽しかったですね。RP周りはだいたい僕が紐解いたつもりです。(先駆者いたかもしれませんが)

CROSS×BEATS システム解説 - AtomicAge.net 音ゲー情報まとめサイト

crossbeats REV. システム解説 - AtomicAge.net 音ゲー情報まとめサイト

初代REV. RPが下がる現象の具体例 - Togetter

crossbeats REV. ULTIMATEゲージの仕様について - 544332133981

#cbREV SUNRISE RP計算の変更点について - 544332133981

 

プレイヤーとしてはどうしても遊びきれなかった感が残りますが、結局僕は上位プレイヤーというわけでもないし、最難関クラスの譜面はこのままずっと続いたところで攻略しきれなかったと思うので、結局どこまでやってもやり残し感は残ってしまったんだと思います。なので、最終日にちゃんとiOSで遊びきって一区切りできてよかったかな。ちょっと無理矢理納得させてるところもありますが。でも改めて思い返すとだいぶやったよこのゲーム。

 

どうしたって名残惜しさは残るけど、パッケージで販売されるゲームとは違って、オンラインで運営・提供されるゲームである以上、いつかは終わりの時が来るわけなんですよね。人がいつかは土に還ったり、また生きていても二度と会う機会がなくなってしまうのと同じで、僕らが触れられる時間は有限なんだって、気づかないフリせずちゃんと向き合えばよかったかなあ。クロスビーツに限った話ではないけど、昨今のゲームはそういう瞬間を意識しながら、できる限り後悔の無いようにその瞬間を最大限に楽しむのって、すごく大事な気がします。僕はMMOとかも全然やったことなくて、こんな風にゆりかごから墓場まで見届けたゲーム初めてだったので(最後のほうあんま介護できてなかった感はありますが)、そういう向き合い方については不慣れで下手くそだったなあ、と少し後悔が残ってます。

 

でも思い返すと、クロスビーツには本当にたくさん楽しい時間や素敵な思い出をもらいました。いわゆる“イノベーション“的なこともいっぱいあったけど、それも今では全部おもしろかったなあって思えます。

 

最期は自宅で一人で見送ったので、“弔い方”の「時々みんなで語らって思い出す」パートが全然足りてないので、しばらくしたら誰か飲みにでも付き合ってください。

 

 

最後に、繰り返しになりますが、本当にファンに愛されて、幸せな終わりを迎えられたゲームだと思います。

でも、これだけ熱量をもったファンがたくさんいるゲームです。きっといつか、クロスビーツのDNAを持った何かが再び現れる。そんな予感がしてます。

(最近「今20XX年だぞ!!!!」って叫びたくなるリバイバルとか多いですし、そういうコンテンツは今後も増えていく気がします)

 

 

つまり…

 

 

SEE YOU AGAINやな! 

 

 

というポジティブな祈りを捧げて終わりたいと思います。

4年半という短いようで長い間、今まで本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

REVオフライン絶対どっかでやるぞ~

 

 

追記:

「やがて来る それぞれの交差点を 迷いの中立ち止まるけど それでも人はまた歩き出す」って交差だしGLAYだしクロスビーツっぽくね?って思いついて、「やがて来る(中略)また歩き出すんやな…」ってどっかに捻じ込もうとしたけど忘れたまま公開しちゃったのでここに供養します。そもそも恋愛の歌~

 

追記2:

人に関わるエピソードがあまりなかった(書かなかったとかではなく、そもそもそこまで活発に交流をするタイプでもなかった)んですが、そんな中でも僕がきっかけになってこのゲームを始めて、すごく好きになってくれた知り合いが何人かいたのを、ツイッターでやりとりをしていて思い出しました。

「布教」なんて大それたものではなかったです。そもそも特に求心力もなく、上手く魅力を伝えられるような雄弁な人間でもなかったので、他人に薦めるようなことはあまりしてきませんでした。(もしかしたら初期の頃はしていたかもしれませんが、空回りに終わっていたと思います)

なので、特に薦めようとしたわけではなくて、本当にたまたま目の前で自分のプレーを見せたことで「面白そう」と思ってくれたり(ちなみに、I.D.(MAS)を一発フルコンしたのでちょっと偉かったと思います)、一緒に行ったゲーセンでちょっと手持ち無沙汰になったところで「1回やってみる?」とロカマチしたことで興味を持ってくれたりしたらしいです。そういう、自分の力みの無いささいな行動が他の人のきっかけになれたことが、今になってすごく嬉しく思えました。断じて僕のためにハマってくれたわけではないけれど、好きになってくれてありがとう、と言いたいです。(直接言うのは恥ずかしいのでここにコッソリ書き置きします)

つくづく、何がきっかけになるかなんてわからないもんですね。「平凡なエビ」がきっかけだって言ってた人もいましたし。

 

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最終データ

iOS

http://cxbrank.maplia.jp/view/00342

 

REV

https://revrank.maplia.jp/sunrise/view/00218

 

 唯一撮った手元動画

www.youtube.com